2008/06/23

dive

誰もが寝静まっているだろうな時間。
私は一人、懐中電灯を持って
一つづつ、一つづつ。

沢山の
数えきれないドアの前で
それぞれのドアを開けると
それぞれのドラマがある事を
感じながら。

皆が、
穏やかな気持ちで
優しい夢を見れます様に

心を込めて
祈りながら

そして自分も
そんな夢が見たいから
自分のドアを開ける。

体が溶けていくみたいに
ベッドに倒れ込んで
窓から月を見る。

月を見ながら
聞こえて来る真夜中の246。
眠らない道路。

でも
こうして目を閉じると
なんだか
海の音に聞こえてくる。

横になりながら
月を見ながら
耳を澄ますと
海の音が聞こえてくる。

不思議な街。
東京。

0 件のコメント: