2008/10/24

Klimt


KlimtのMusika。

数年前、年賀状でこの絵を使った。

クリムトの
何が好きかって
黄金色、そして黒。

数年前、年賀状でこの絵を使った。
当時の自分の状況そのままだと
その時思えて愛おしくなって。

レッスンとレッスンの合間に
色々な場所へ移動する為
時間が余裕が出来ると
近くにある美術館や個展は
つい行ってしまう。

街中の微妙な個展でも
入ってしまえば
必ずどれかしらに嫉妬する。

クリムト狂を
一度封印した事があった。
あんまりにも
嫉妬しすぎて
部屋中に飾ってあった
彼の作品の模造品を
段ボールに詰めて
封印した。

実家の屋根裏部屋に
きっと今も生きてる。
息をそっとしながら
私の帰りを待ってる気がした。

最近。
久しく見ないでいたのに
色々なシチュェィションで
彼の絵が脳裏に映る現実と
重なり合う事が多くなった。

久々に
ある場所で画集の様な物を見つけ
手にしてとても興奮した。

会いたかった。
待ってた。

そんな気になった。
ずっと待ってた気がする。

あまりに有名な「接吻」。
こんなに愛されて幸せそうな顔を
現実で見たことない。
初めて見たときに
ものすごく、その女性に嫉妬した。
羨ましかった。

でも、本当に一番好きな作品は
今ではこんなに便利な世の中なのに
2時間探しても
どこにもいなかった。

実家の屋根裏部屋の画集か
今、ここにある大切な手帳にしか、無い。

あるかもしらないけれど
私の中ではそこでしか、今見れない。

見せ無いよ。
大事だから。







0 件のコメント: