2008/11/03

A

最近、東京の西の方の
タウン冊子に
レッスン生募集
掲載されたらしく
あれよあれよと
生徒が増えて
とても幸せでもあり
とてもプレッシャーでもあり
指導者としての自分は
まだまだ未熟故
帰り道に
爪を噛んでしまったり
するわけで

せっかく珍しく伸びてた
右手の親指の爪が
短くなっていて
ちっさいなぁ、自分
とこぼしてみたり

夜中に散歩した工事現場で見た
大きな黄色いロボットみたいな機械
20世紀少年に出てきそうな奴で
オッチョみたいに
ケンジみたいに
乗れるんじゃないかなって
深夜の高速下で
操縦してる自分を想像して
無理だと断念したり

歩道橋から見る景色が
いつも歩いてる道なのに
あんまり綺麗で
車の走る音が
遠くで聞こえて
波の音みたいで
海に居るみたいで
耳を澄ましていたら
寒くて眠くなって

大好きなジムノペティを
ずっとループして
聴けば聴くほど
眠いからだは堕ちてって
寝たい頭は冴えてきて

足が冷たくて
ベットに潜り込んで
窓が空いてる事に気がついて
靴下がこんなにあったかくて
幸せな物なんだって知って
黒猫にもその幸せを
わけてあげたくて
カギ編みで出来た小さい猫用の
靴下を履かせようとしたら
右手小指を噛まれて
後悔して

冴えてきて
眠れなくなりそうだから
音を止めようと思って
パソコンの前に来て
結局、そのまま聴きほれて
もう朝になっちゃうから
今のポワっとした
気持ちを

文字にして
残そうと思って
打ってます。

明日の朝は
全部忘れてる。

いつもそう。

朝は何もかも
忘れてる。

ただ時計の針に
脅かされてるだけ。

思い切り
寝てしまおうか。
電池を抜いてしまおうか。

電池を全部抜いたら
きっともっと寝れないんだろな。

頑張って明日も
行かなきゃ。
絶対行かなきゃ。
それでやっと、意味がある。

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