2006/06/14

oto


板橋区初心者講習会、というのに行ってきました。
かれこれ5年目になります。
毎年呼んでいただけて、ありがとうございます。

初心者講習会は、中学生が主に対象です。
吹奏楽部に入って、サックスを始めたばかりの子ばかり!!
まだ、ドレミもわからない子もいれば、
2年生、3年生になってある程度ふける子も一緒に居ます。

でも、どこの学校に対しても気になったのは楽器!!
生徒は全員同じ位、吹きたくて、
夢中でいるけれど、楽器がどうしようもないものばかり・・・。

サックスのベルが90度も曲がっている子もいれば
キーを押しても、完全に閉まらない楽器の子も多くて。
どんなに頑張ってても、音私でも出ないものもありました。
けれど、本人はわからないので、自分が出来ないからだ、
と責めてしまって自信を無くしていた子も
いました。この現状がどうにか変わる方法が無いか・・・
少し真剣に考えていく必要があると想いました。

実際、部活動での部費ではまかない切れない額が
調整や、修理にはかかります。
そして東京の保護者の方々は、正直、地方の方に比べて
部活動に対して、あまり協力的ではありません。
もちろん中には、大変協力的なお母様もいて、
いつも協力して頂いてありがたいと思っていますが、
時々、驚く程、子供には「勉強」しか言わない方も居ます。
講師の私が、ご両親に呼び出されて部活をやめさせてくださいと
相談されたことも、以前何度かありました。

本当は子供達の気持ちが一番大事なのに
その気持ちを支えてあげてほしい・・・
顧問の先生方も、楽器の調整まで
手が廻らないのが事実で・・・悩んでいました。

もしかしたら、整備の整った楽器を吹けば
すごく可能性がある子が、きっと殆どの子です。
リードもボロボロに折れて、音が出なくて泣いてしまった子に
私のリードを与ええたところ、とっても透明感のある、
綺麗な音を出しました。そして、急に元気になって、
本当にサックスが吹けてこぼれそうな笑顔で喜んでいました。

大人達は、何が出来るか、子供達への可能性の為に
自分が少し、時間やお金や体力の負担があっても、いいじゃないですか!
でも、現実なかなか難しい問題です。
本当に、考えていく必要があるなと想いました。


最後に、生徒と一緒に写真!
みんな、本当に可愛かった、きっとまたいつか、会いたいです。
頑張るんだよ、今はとにかく頑張って、周りを動かすぐらい、頑張って!!
いつかどこかのステージで一緒に
演奏出来るかもしれない、そんな未来の仲間かもしらないみんなへ。

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