2008/09/29

pianist2

グールド。

グレン・グールドのバッハ。
バッハを聴くならこの人が好きです。

クラシック。
根本的に大好きですが、種類が2つあって
一つは「熱さ」。

品がある様な、格式高い様なイメージがあるかも
しれませんが、実際音に耳を向けて目で見ると
全然ロックだと思うし、生き様がモロに出ると思う。

クラシック苦手な人は、きっとそれを知らないだけで
たった一つの音に込めた「熱さ」を知れば
その音がどんなに気持ち良いか、共感出来る奏者に出合えれば
みんな好きになると思われ。

もう一つは「命」というか「魂」。

奏者の解釈によって様々に生まれ変わるクラシック、
そのそもそもの作曲家の言う所は、今や楽譜に残っているだけで
楽譜も完全なる物では無いので、ミスがあったり、作曲者の意図が
全部書いてある訳じゃない。

たとえばショパンが先のホロヴィッツの演奏を聴いてどう思うか、
違う!そうそう!そこだっ!足りないっ!色々あると思うけれど
どちらの感情にしても、ショパンが今、この時代に音になって
生きてるわけで・・・もしかしたらショパンの意図は完全にもう無いのかも
しらないけれど、いや、きっとそれぞれの奏者の中に必ず一つは
生きてると思う。死んじゃうはずない。

とか。
なんとなくだけど・・・今有名で残っている作曲者って
きっと音楽も素晴らしいけれど、それ以上に霊的な話になるけれど
後進の演奏をいつも近くで見続けてその時代時代に誰かに乗りうつって
自分の音楽を死なせないために見守ってるんじゃないかと思ったり。

私にのりうつってくれる作曲者も、居たのかな。
まだまだ未熟故、チラ観されてる位かな。

そんなこと考えながら、巨峰食べつつバッハを聴いてました。

グールド、素敵。
風貌も、格好も、ステキ。
若いころと、お爺ちゃんになってからです。
ステキだから。

右手と左手が
語り合ってるの。
とっても語り合ってるの。







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