2007/08/26

sometimes


夜はとても落ち着きます。
私の住んでいる所は大通りも近くもなく住宅地の丘の上です。
その為、昼も静かで落ち着いて時間の流れを感じる事が出来ますが
ふと夜中に目が覚めて、一人で考え事をするにはやはり夜の優しい静けさが好きです。

今日の日記は少しだけ本音の弱い部分を書こうと思います。
私は時々、とても大切な物程、怖くて手放してしまいます。
それが音楽だった季節もあり、親友だった季節もあり、時間だった季節もあり。
時に恋人だった時もあり、家族だった時もあり、自分自身だった時もあり。

得に不器用なので何かに真剣に向かう時は必ず他に目が行き届かず
自分本位で周りが見えなくなる事があります。

演奏に関しては得に後になって感じる事ですが、私生活でも同じです。
多分、何事に対しても、良い言葉で言えば一途で居られます。
でも悪い言葉で言えばそれしか出来ません。それ以外何も出来ません。

その為、大切な物、夢中になる物が2つ、3つと重なった時に
どれも大切にしようと努力をする間も無く、怯えて、手放してしまいます。

今まで音楽に夢中になると、大切な物を犠牲にせざるおえない事がありました。
逆に他の事に夢中になると、音楽を犠牲にせざるおえない事がありました。
どちらも、私の弱さ故、守れなかった大切な物です。

今、私は親元を離れて始めて長期に渡り、「座る」時間に居ます。

今までは、時間が風の様に瞬時に過ぎて行きました。
ゆっくり考える間も無く、行動している時はもう次の事を考えてしまう、
いつも時間と不安に押されて走ってばかりの毎日でした。

最近、「座る」時間を持てて自分の中では最初は戸惑いも感じました。
一体何をしていたら良いか解らないのです。

自宅にある本は全て熟読し、答えを見つけだすことも出来ません。
自宅にある音楽はすべて聴きました。でも答えが見えません。

もちろん今は療養中、休む時だと皆にアドバイスされますが、
身体が休めてもどうしても頭の中はフルで何かを考えてしまいます。
全く頭が休みません。

臆病故、じっと座る事が出来ないのです。
不安故、何かしてないと、弱さに押しつぶされてしまいそうです。
そしていざ、行動を起こすとそれに夢中になり、やはり何か気が付かない間に
大切な物を必ず、とても重要な物を手放してしまいます。

心がとても狭いのです。
怖くて不安で仕方無いのです。
走って忙しくしていれば、気が紛れるから
そうしてきたのかもしれません。

笑顔で居る事、それだけが、自分を守る盾。
壊れそうな笑顔でいる事に気付かれるのがいつも不安です。

何故、こんな話をしているかというと。
私も普通の人だ、という事です。

よく、強いとか、根性あるとか、度胸あるとか、言われる、でも
周りの皆よりも、よっぽど弱く臆病で不安でいっぱいかもしれません。

とても大切な物だからこそ怖くて不安で自ら手放してしまう程、
臆病な話を聞いた事ありますか。

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