2008/02/19

F


懐かしくても懐かしい気がしない大事な友達。
私にとっては茨城の地元の友達と、
香港や韓国にいる友達と、
東京に上京してからの高校の友達と、
大学の友達と、音楽な友達と。
色々なグループがありますが
得に同じ屋根の下で暮らした寮時代の友達は
本当に素直で居られて、家族の様な存在。

寮なだけあって、卒業して都内の身近にいる人は
あまり居なくて、なかなか会えない皆ばかりだけど
一人っ子の私にとっては久しぶりに会う兄弟姉妹の様な
本当なら味わえない仲間だったりします。

寮時代の私は、たぶんとっても暗かった!?
生意気で協調性が無くて部屋に籠るかレッスン室に籠るかで
あまり人の部屋に訪れたりせず、夜中になって消灯時間になると
ロビーに現れてジュースを買ってそこでまったりしてました。
とにかく公衆電話で毎晩ママに電話して夜中に泣いてました。
なんで音楽やらなきゃいけないの、なんで生んだの?など、
今思えば自分ばかり辛い、寂しいとかなり甘ちゃんでした。
上京したての寂しさと、サックスという楽器柄、周りは
ピアノ科が得に多かったので、自分の楽器について
これでもかと思うほど、どう吹いたらいいのか悩んで10円の
禿げを30円分したりしてた頃。今よりも真剣にまじめに取り組んでた頃。
当時の日記は怖い事に、なぜか赤ペンで書くと決めていて
真赤な日記にかなりネガティブなメッセージが数冊残っています。
こわ!笑 
そんな中でも、みんなステキで優しくて心が綺麗な人ばかり。
大らかでケチな人なんて居なくて、みな本当にきれいで。
最初は心開けずに同室の先輩の後をカルガモみたいに
くっついて歩く事しか出来なかったけれど皆のおかげで
徐々に慣れて徐々に打ち解けて半年で溶け込めました。
その当時、とても優しくて何某、私を気にとめてくれてた
304号室のシホさん。
彼女は高校最初はフランスに居て、編入して来ました。
新潟で行うコンサートでは私を呼んでくださったり
何かとヒサエピンヒサエピンと声をかけてくれて
寮のレッスン室は地下に数十室あるのですが
その中で一人練習しててふと手を置いて休憩すると
聞こえてきた向かいの部屋のあまりに優しい音色のピアノは
彼女でした。ドアについている小さな小窓から覗いて
その隣の部屋が空いていたので向かいの部屋から移動して
彼女のいる部屋側の壁にペタっと座り込んで聴いてました。

音楽も心もステキで優しくて大好きで、私の事も妹みたいに
可愛がってくれた本当に大事な存在。
一つ上の彼女が大学進学せずにフランスに留学すると知り、
高校二年の最後のプレゼントで、皆、テープに声を録音して
記念に彼女に送ったのですが、私は皆の前で
話すことが出来なくて、独りで消灯後に外の非常階段に行き
泣きながら、みなの倍以上一人で彼女に語ったのを覚えています。
何語ったかな・・・今となっては恥ずかしすぎるメッセージだろうな。

久しぶりに昨年来日すると聴き、とても楽しみにしていたのですが
私がかなり体調が悪かった季節なので会うことが出来ず・・・
そんな感じでふとピンチの季節に現れるのも彼女らしいこと。
いつも大変だったり悩んでると現れてくれて。

そんな彼女と明日、彼女に久しぶりに会えます!!
本当の姉妹みたいな成嶋志保さんのピアノのコンサート。
走って駆けつける予定!!絶対に泣きながら笑いながら聴きます!!
いつもいつまでも、私の大事な姉。

お近くの方はぜひ。
http://o-kurayama.jp/

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