2009/01/09

Snow

この所、色々濃い日々が過ぎていて
ここ3ヶ月程は、3年か6年か過ぎた感覚です。
一日一日が濃くて、先週の事が先月の事の様に
感じる毎日、それはとても充実してる事なのかな。

ひとつ。
不思議な出会いがありました。
ある夜、雨がぱらつきはじめるかはじめないか。
私は一人で246沿いを深夜のお散歩していました。
閉店したお店の前のライトの下で、頭を冷やしていました。
濃い日々過ぎる為、時々頭を冷やさねば冷静に
ひとつひとつこなせないので、最近よくやります。
そのライトの下で、空を眺めながら、小声で
誰にも聴こえない様に歌いながら時間が過ぎる事を
待ちました。
その時、なにやら大きなギターを担いだ兄さんが
隣のお店に入っていったのを見かけました。
深夜、アーティストらしき人は特に沢山いる私の街。
よくある光景だけど、そのケースがなんだか
私の目をひきつけました。
多分、そのケースの中のギターからのメッセージ。
どんな想いで奏でられてるのか、持ち主の心が
こもってそうなケース。ってか古そうなケース。
でも、そのまままた少しお散歩して、川の近くで
ポツンと座れる場所があったので座って、
空を眺めてました。

よく散歩するけれど、本当はその日はとても
とてもとても落ち込んでいた。
色々なプレッシャーと覚悟と自信の無さと
現実の重さと将来の真っ暗さに
押し潰されそうな夜。
雪が降ると聴いたので、雪が降るのを待っていて
なんとなく心の中、一度真っ白にしたかった夜。

だいぶ時が過ぎた頃、目の前にそのギターの
ケースがあった。
ん?と思って顔を上げたら、先ほどの人。

私がポカンと空を眺めて一人でテクテクしていたので
心配して声をかけてくれたらしい。
ナンパじゃなく、とても心配していてくれた。

知らない人だけど、その手に持つ楽器のケースを見て
悪い人じゃない、と直感。そして、ビールをもらう。
もらってみる。美味しかった。

そこで少しの間、お互い音楽をやっている話をしてみる。
お互いの知人は知人でありそうな狭い世界。
お互いプロの卵として生きてる事がわかる。
聴いてみたくなる。でも、本当に雪が降りそうな雨が
パラパラ降ってきたので、バイバイする。
ご近所だそうだ、また会う機会があるでしょ。

その後、心と体を暖めに、歩き出してみた。

応援するぞ!いつか一緒に演奏できたら
どうぞ宜しくお願いします。

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