2009/08/25

映画


『愛を読む人』

あらすじ
1958年、第2次大戦後のドイツ15歳のマイケル・バーグは
電車内で気分が悪くなる。電車から降り近くで座り込んでいると、
1人の女性が介抱して家まで送ってくれる。
彼女の名前はハンナ・シュミッツ、電車で車掌をしてる。
病気が治ったマイケルはハンナの家にお礼を言いに行く、
そして彼女と恋に落ちる。
ハンナはマイケルに本を読み聞かせる事が儀式のようになる。
しかしハンナは突然マイケルの前から姿を消してしまう。
それから8年後、法学生となったマイケルはとある裁判で
彼女と再会する。それは彼女が戦時中収容所で看守として
働いていた時の罪を裁かれていたのだ。
彼女は自分の秘密を守るために、
自分に不利な証言を受け入れ無期懲役となる。
それから10年後、結婚をし1人娘ももうけるがが妻とは離婚してしまう。
そこで彼は再び彼女の朗読者となるべく、
昔読んだ本をテープに録音して刑務所へ送るのだった。

ずっと観たかった映画。
原作「朗読者」も買ったけれどまだ
読んでいなくて、映画をやっと観た。
ずっとボク視点で描かれているから
実際のハンナの想う所が分からないけど
映画で言うボクの想う「恥」ではなくて
違う「恥」を受け入れた時(裁判所で)と
全編の二人が二人きりで愛し合う時、
中盤でのテープ、号泣しました。

彼女はペンとメモを託された時に
なぜ書かなかったかは
ボクの想う「恥」では無いと思う。
例えどんな形であれ、過去を彼女は
逃げないで受け止めた事に
そこに、鳥肌がたった。

2人だけのシーン、前半。
本を読んで貰いながら聴きながら
2人だけの大事な大切な時間が
過ぎていくシーン。
恋愛を数々人生においてしたりしても、
きっとだれもがするけれど
でも、きっと一生に一度しか一人しか
本当に愛すべき人には出逢えないと
改めて、思った。

テープ。
声が流れ始めただけで、号泣して
そのあたりあまり観れてないけれど…
「愛を読む人」通り、そこにある愛が
素晴らしかった。

切なくて胸がギュってなる映画だった。
けれど、私には到底できなそうな愛が
静かな愛が、マイケルの想いが、感動した。

けれど、なんでドイツの話なのに
英語なんだろ?
英語で良かったけれど…。


眠れなくて映画観ようと思ったけれど
観終わった今、余計に眠れなくなった。
ステキな映画だった。

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