2009/12/15

けんちゃん

Mixiで、同級生と再会出来ました。

何人もの同級生と再会出来て
メッセージが届いていて
とっても嬉しかったけれど
その中でも小学校の友達と
連絡が取れた事が、とても
とっても嬉しかったです。


私の卒業した小学校は
本当に穏やかで優しくて
時間が経つその1秒1秒を
とても大事に出来る土地です。

私の実家の裏には
公園がありました。
都内にあるような立派な公園じゃなく
ジャングルジム、シーソー、
ブランコ、すべり台。

広めの場所にそれらが
点々・・・と在り、その公園の
隣には地区の人だけが
昔から大事に、大事にしている
とても古くて小さい古い神社。

私は違う場所から引越してきて
その前に暮らしていた場所も
筑波以外に何も見えない位
筑波山、そしてその下に田園。
それを見渡せる少しだけ高台の
そんな場所に住んでいました。

どちらも思い出深い場所。
どちらも、セピアの写真で
撮影した古い思い出の様な
心の中にいつもある風景。

都内で長らく暮らして
日々追われて生活していると
忘れてしまうけれど
東京って便利で何でもあるけれど
東京ほど住みにくい。

地元は何もなくて
何をするにも車が必要で
お店も無くて色々不便かもしれない
けれど、あんなに住みやすい場所も
ない。

今思うと、何もかもが、暖かい。

そんな地元の友達。
小学生の頃はあまりちゃんと
喋った事無かったけれど
それでも隣の地区だから
同じかたまりで帰ったり
塾が一緒だったり
なんとなく、当たり前な存在。

当時の友達って
家族までいかなくても
親戚、従姉妹、とか
その位、大事な存在。
人数も少なかったからこそ
そう、想う。


当時は私はあまり馴染めなかった。
なんとなく女友達とは
一緒に居たけれど当時珍しく鍵っ子で
皆の家に放課後遊びに行ったら
誰かしら居る、その風景に
いつも嫉妬していた。

遊ぶ予定が無いと
1人でドアを空けて、2階の部屋に行って
ランドセルを置いて、そして
1階に降りてピアノを弾いてた。
ピアノを1人で弾けば弾くほど
誰も居ない広い家に響いて
とても寂しかった。

ピアノで遊ぶのをやめて
外に出て、庭で昆虫を見てた。
言葉は通じないけれど
行動を見ていると、何がしたかったのか
良く分かるので、ちゃんと心があって
そしてなんとなく気持ちが通じてる様な
そんな気分になれるので

女の子なのに、昆虫が大好きだった。
裏の公園の大きな木に
カブトムシがよくいるけれど
匂いで、居るか居ないか
今でも、わかる。

子供の頃の記憶の中で
辿っていくと色々な出来事が
色を蘇らせて記憶に戻ってくる。

空を飛ぶ鳥の群れが
色々な形になって飛ぶのを
観てるのが大好きだった。

そんな同じ景色を
知ってる古い大事な友達に
再会出来た事が、とても嬉しくて
そして今もなお、そこで
その私の大好きな景色の中で
日々、頑張って、
そして、あの頃よりも
とってもかっこよい立派な
大人になっていたけんちゃん。

お正月、逢えたらいいね。

0 件のコメント: